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「ん~~~っ、ちょっと寒いな~~!」
屋上の扉を開けると、まだ冷たい3月の風が通り過ぎる。
空は暗み、星が瞬き始める
風がそよぎ、月の光が強さを増していく
「…ねぇ、悠笑さん。きっと、礼恩の事ダイスキだったよね。…私も、礼恩がダイスキなの。…だから、自由にしてあげたいって思うんだ。心の底からダイスキだって思うから…。」
私がやろうとしてる事は、バカな事かもしれない。
何の意味も無くて、無駄な事なのかもしれない。
それでも、このままで良いなんて思いたくない。
笑って欲しいから。
心から、幸せになって欲しいって思うから。
「…イイよね…?」
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