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「悠笑さんが望んだのは、礼恩にこんな風に罪の意識を残させて、自分を押し殺して生き続けることじゃないんじゃないのかな。
自分が心からダイスキになった人に、永遠に終わらない咎を負わせる…
礼恩が好きになった人は、そんな事望む人なのかな。」
「お前に…何が分かるんだ…」
「うん。私は悠笑さんじゃない。だから、ホントの事なんて分からない。でもそれは、礼恩だって同じじゃない。」
「っ…」
苦しそうに眉を寄せて、今にも泣きそうな顔。
…ごめんね。
そんな顔、させたいわけじゃない。
でも…
私は柵を乗り越えて礼恩の方を向く
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