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「バカヤロウ!!!…バカヤロウっ…」
「ゴメンナサイ。…でもね、礼恩は今私を救ったよ。私はここにいる。10年前だって、礼恩の心はちゃんと救ってたよ。
悠笑さんは、最期の最期まで幸せだったはずだよ。…だって、人生の最期まで、礼恩に愛されてたんだもんっ…。」
涙が溢れる。
コレで終わり。
どうか、止まってしまった礼恩の時間が動きますように。
「私は、過去も今も、全部ひっくるめて礼恩が好き。
礼恩の運命の人が私じゃなくても
私の運命の人が礼恩じゃなくても
私は礼恩の笑顔が好き。ソレは真実で、嘘偽りの無い私の心よ。」
声が震える。
ちゃんと、伝わってるかな
私の、精一杯の心を…
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