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「ん~~~~っ!!ハァ…」
大きく伸びをしたら、大きなため息が出た。
荷物をまとめて、ベッドの淵に座る。
窓の外には、今にも開きそうな蕾をつけた桜が並んでいる。
こんなにも清々しい日に、ちょっと泣いてしまいそうだ。
トントンと扉がノックされ、開かれる。
その音に心臓が一瞬強張る。
「亜葵ちゃん、準備できた?」
「あ…看護士さん。…ハーイ!」
バカだな。
来るわけ無いのに。
…ついに退院。
ホントに、最後なんだ…。
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