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あの時、礼恩がいてくれて
泣いて良いよって言ってくれた。
思いっきり泣いて
ホントにすっきり出来たんだ。
あの時我慢し続けてたら
こんな風には、きっと思えなかった。
「あ、じゃあ、ご飯さめないうちに食べちゃいなよ。」
「ん。」
「今日は、この辺で帰るね。あ、そうだ、家の鍵貸して?明日着替えとか持ってくるから。」
「アリガト!!」
棚の中にあるカバンを指差して、そこから鍵を取ってもらった
「じゃ、お大事にね?」
「うん。ほんと、アリガトね?」
「いいってことよ!」
真琴はひらひらと手を振って帰っていった。
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