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それから頻繁に真琴はお見舞いに来てくれた。
個室だと話し相手なんていないし、凄く退屈だったから
真琴の訪問はかなり助かった。
「はろはろ~!ゲームとか持ってきたよ~!」
「わ~、ありがと~~!助かりますっ、真琴さまさま!!」
「ふふふ~。退院してから楽しみだわ~。」
「…尽くさせていただきます…」
「よきにはからえ~。」
あっはははは!!と、二人で声を合わせて笑う。
「ねえ、そういえば今日大晦日だけど、紅白みる?」
…ん?
「ん?どうしたの?」
「おおみそか…?」
「うん…え?亜葵???」
ちょっとまって…
今日大晦日って…
「あああああああああ!!!!!」
「ちょ!?どうしたの!?」
「わ…私…そうだ…あいつに振られたの…クリスマス…」
「えっ!?」
そうだ…彼氏に振られたの…クリスマスだったんだ…
初めて一緒に過ごすクリスマスだからって、一生懸命お化粧して、プレゼント選んで…
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