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「うわー…なんで今そんな事思い出しちゃったんだろー…」
「あ、亜葵?どうしたのよ???」
「いや…今振り返るとあいつに振られたのがクリスマスだった事を思い出して何だかがっかりしてた…」
「あー…なんか、ごめん…」
なんだか部屋の中ががっかりな雰囲気になっていると、扉が開いた
「おい、今物凄い絶叫がしたけど、どうかしたのか?」
「礼恩!!」
入ってきたのは礼恩だった。
「おぉ、友だち来てたのか。」
「こんにちは。」
真琴はぺこりと頭を下げる
「なっ、なんでもないの!気にしないで!!」
「それにしちゃあ大絶叫だったぞ?足、痛むんじゃないか?」
礼恩はさっと布団をめくる。
「きゃあ!ちょっと!急に勝手に布団めくらないでよ!!」
私は枕を手に取ると思いっきり礼恩をはたく。
「うおっ!おい!こら!いて!」
「ばかばかばか!」
「俺は医者だぞ!?」
「私は乙女よ!!ばか礼恩!!」
「つーか、先生をつけろ!!」
「ヤブ医者に付ける敬称なんかないわよ!!」
「んだと!」
「きゃーっ!ちょっとくすぐんないでよばかー!!」
そんな光景を見て「あっははははは!」と真琴は大爆笑していた。
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