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暗闇の中、1つの光を見つけた。
・・・・眩しいほどの光。
それは・・・君だった。
「はやて~??」
夢の中で、刹那の声がする。
愛しい愛しい彼女の声・・・。
「もう、疾風ってば!!!!」
「・・・・ん?朝・・・?」
「朝、っていうか昼?」
少し拗ねた顔で、俺を。
俺だけを見つめてくる刹那。
すごく美しくてこの世のものじゃないようで。
「俺、そんなに寝てた?」
「熟睡してたね?」
クスクス、と笑う刹那の顔が大好きで。
まあ、笑ってるのは寝癖のせいだけど・・。
ついつい抱きしめてしまう。
「ちょっ!?」
「刹那・・・あったかい」
ギューッ・・・と離して逃がさない。
子供みたいだけど刹那は俺だけのだから。
「疾風は冷たいね?そんな格好で寝るから冷えたんじゃない??」
「冷えてても、刹那が暖めてくれるだろ?」
あの日、俺の冷えた心を溶かしてくれたように。
俺の心は刹那にしか開けれなくて。
「だよな?」と、ニコッと微笑む。
この顔に、刹那が勝てないことを知っているから。
「仕方ないなあ・・・・もう///」
「愛してる・・・♪」
チュッ、と頬に軽く触れる程度のキス。
それだけでも俺の心臓は高鳴って。
刹那の全てが大好き。
愛してるんだ。
「愛してる、疾風」
「・・・・ん♪」
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