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「自慢?そう思う?」
「はいっ!!俺もお兄さんみたいになりたいッス!」
あたしが心の整理をしていると
在処の隣に魁は座り、ニコニコとしている。
そして、あたしが言葉を失っているのも気にせず
02人は語りだしていた・・・。
数10分後。
ホワイトウォーターを飲んでいたあたしの方に
魁は急に言ったんだ。
「よし、気に入った!華月!コイツなら結婚しても許す!」
「はぁぁ!?」
「ありがとうございます!お義兄さん!!」
「え、ちょお!?」
02人の話は右から左へと流していたので
何があったのか、まったくつかめない;
でも、嬉しい・・・じゃなくて!?
「じゃぁ、安心したし俺は帰るな!
在処くん、今度家にもおいでな?」
「ありがとうございます!ぜひ!!」
「じゃあなー♪」
・・・そして兄嵐は去っていった・・・。
「え、なんで」
「何がっ?」
「だ、だておにいちゃんが・・・」
お兄ちゃんが認める、だなんて。
「んー・・・。華月が心配だっただけみたいだぞ?」
「・・・心配」
「世界で02人だけの肉親だから、変なやつにはやりたくないって」
「そ、そんなコトまで!?」
うわ、何そんな家庭事情まで・・・;;
「ご、ごめんね、結婚とかアホ言い出しちゃって」
「なんで?俺・・華月と結婚したいよ?」
「・・・え・・・」
結婚、したいの?
こんなやつに、そんなコトッ・・・
「プロポーズは、俺がちゃんと社会人なってからな。
それまで、待っててよ?もちろん、隣でな」
「・・・・うんっ!!」
馬鹿兄におびえて、紹介とかできなかったけど
在処は・・・やっぱりすごいなぁ。
あたしの不安、全部かき消してくれる。
「ありがと、在処♪」
「おう?」
幸せ、だよ。
「でも、お仕置きな・・・?お兄さんに付き合ってるのいってなかったの」
「・・・・・・えぇぇ!?」
受難の日々は、これからもずっと、続きそう、です。
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