strange-sight

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明方の白。 紅蓮へと変る前の刹那。 視界の端には残月。 見据える先には、まだ残る、幾つかの星々。 その中に、自分と同じ幻想(ユメ)を見ているモノの夢を見る。 同じ様に、青に眩み、赤に焼かれ、黒に想うモノを。 居て欲しい。 そんな人が。 遠く。 遠く。 彼方の深みを思う。 今日も、巡る。 巡る日々が来る。
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