結城と理奈……それは禁断の愛??

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理奈「凜ちゃん、こんにちわ♪」 凜「会長。 お願いですから『ちゃん』だけはやめて下さい。 それ意外でしたら何でもいいので…ι」 この人は生徒副会長の夏川 凜(ナツカワ リン)さん 夏川さんはこの間あった生徒会選挙で自分から副会長に立候補してきた人で、どうやら理奈さんのお手伝いをしたいからという理由で立候補して当選したんだ そういえばまだ言っていなかったけど、僕達はまだ一年生 一年生で生徒会長と副会長になれた2人は本当にスゴいと思う…… 理奈さんは推薦でダントツの投票数で二年生の立候補者に勝った… それもこの学校の生徒会選挙は4月中旬にあるんだ まだ僕達一年生なのに立候補や推薦で生徒会長・副会長になれるものかな?? そして二年の立候補者の唖然とした顔……今でも忘れられないなιι …………というか、非常にヤバい状態だι 僕はいま女装姿で夏川さんと出会ってしまった。 ここはなんとかごまかして…… 凜「それで何故高橋君が女子の制服を着ているんですか??」 誤魔化しをする前にバレたι いや……バレるに決まっているか… 男が女の子の姿をしてバレないハズがない。 ましてやただ制服を着ているだけの僕なんかは… 理奈「どうして結城君と分かったんでしょうか?? 完全にカワイイ女の子に仕上がっているハズでしたが…」 凜「会長の作品は完璧でした。 これは誰がどう見ても女の子です。 ですが私の『真眼と心眼』の前では意味を成さないのです。」 僕…作品じゃないよι それに完璧に女の子って…ιι バレなかった方が良かったのか?? バレた方が良かったのか?? 僕の心境…複雑ですι ため息をついた僕は、さっきの夏川さんの言葉に気になる単語があったので聞いてみることにした 結城「あの……『しんがんとしんがん』ってなんですか??」 凜「真実を見つけ出す眼『真眼』と、心を見透かす眼『心眼』です。 ですから私に嘘・偽りは効きません。」 ………そうですかι スゴいですね副会長さんはιι
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