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…ここで嘆いてももう過ぎたこと………早く帰ろうιι
少しでも理奈さんと一緒にいれるならなんでもする!!って考えていたけど……これは考え物だなιι
僕はため息をつきながら靴を脱いで帽子を取り、ワンピースを脱いでジーンズとTシャツに着替えて、化粧を落として……
…化粧を落とすって本当に女の子みたいな作業をしているんだな……ιι
ここでまた少し凹んだ僕だけど、早く帰りたい思いで化粧を落とし、目の前の鏡で化粧残しがないか見てみる
結城「………大丈夫だ…な。
あとは………あっ。
……全然違和感がないから…気付かなかったιι」
その鏡に映っていたのはまだ髪が長いままの僕だった。
あまりにも違和感がなく、カツラを付けたときもかなりフィットしていたから……
小学生の頃は髪を長くしていたけど、それだけで女の子に見えていた僕
さすがに女の子扱いされるのが嫌で髪を短く切ったけど……この背中まである髪長さはあの頃と全く同じように見えて、懐かしく感じた
結城「髪を切っても……女の子に見えるなんてな…ιι」
本気で凹んでしまいそうになったので、さっさとカツラを脱ごうと…
結城「………あれ??
なんだよコレ…………あれ??」
いくら力をいれてもカツラが取れない。
あまりにもフィットし過ぎたのか、特殊なもので簡単に外れないようしてあるのか……
とにかく僕の力では全く外れないみたいだ。
まぁ…コレを付けた理奈さんがカツラの取り方知っているはずと考えカーテンを開けた。
………その先(未来)にあまりにも残酷な真実が待っていることに…僕はまだ気付いていなかった
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