436人が本棚に入れています
本棚に追加
結城「着替え終わりまし……あれ??」
目の前にはさっきまでいた一郎さんや奈々さん、執事の皆さんがいなかった。
理奈さんは誰かと携帯で電話しているみたいでまだ僕のことには気付いていないみたいだ
盗み聞きするわけではないがゆっくりと気付かれないように理奈さんの方へ歩み寄る。
電話の邪魔はしたくないけど、20~30メートル離れて待っているなんて……寂しすぎるよιι
理奈「…………なんですか…………はい………」
理奈さんに近づくにつれ会話が聞こえ始めてきた。
さすがに聞いたらダメだろうと耳を塞ごうと考えたけど、『なにを話しているのか』という欲望に負けてしまい、耳を塞ぐどころか歩きが速くなったのを感じたιι
理奈「……それは良かったですわ♪
……………でも、これから大変ですわね…」
理奈さんの会話が完全に聞こえる位置まで来てしまいましたιι
なんか……
…逆にここにいるのがダメな感じになってきたι
だって会話が終わって近くには僕がいる……
…盗み聞きしているようにしか見えないよな……ιι
やっぱり離れよう!!としたが、
理奈「…はい。
それではまた会いましょう♪♪」
そういって電話をきった理奈さん
何かを気付いたようにパッと後ろを振り返る…
…そこには僕がいましたιι
理奈「結城君。
着替え終わったんですね。」
結城「う、うん…
え~と……ごめん!!!
……会話……聞いて…」
頭を下げて謝る僕に理奈さんはそ~っと近寄って…
理奈「どうして謝るのですか??
結城君に隠し事みたいなものはありませんから♪♪」
結城「……ありがとう。」
隠し事はない…か。
そう言ってくれると、なんだか…嬉しいな///♪
最初のコメントを投稿しよう!