事件の終焉

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-------------------------------------- いろいろ衝撃的な事実に気づき、考え込んでいたのだが、車へ着いて助手席に座ると、一気に眠気と頭痛が襲ってきた。 やば…そういや徹夜だった。 彩を心配して張り詰めていた緊張がとけて一気に疲れが押し寄せてきたような感じだ。 「美香さん、今日は仕事?」 車を発進させながら、巧が聞いてきて現実に戻る 「あ………仕事だね……忘れてたけど。」 正直、休みたいけど… 「家に送る?」 「悪いけど…お願いしていい?」 とりあえず、家に帰ってから考えよう。 幸い来客の予定は入ってないし、溜まった有給を使うこともできる。 「いいよ。もちろん。」 「…巧も寝てないでしょ。大丈夫?」 「ああ、大丈夫。仕事柄、徹夜には慣れてるから。」 「…そっか。」 いくら徹夜に慣れてるとはいえ、疲れが溜まらないはずはない。 単に家で机に座って原稿を書いてるわけではないのだから…。 巧の気遣いがありがたかった。
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