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「えっと…僕はどうすれば…」
微笑みながら数度、触れるだけのキスをすると満足そうに美香は瞼を閉じた。
抱き合ったそのままで僕にもたれかかるようにして…
ぐっすり寝入ってしまった美香さんを抱えて、僕は途方にくれてしまった。
下に降りて用意された布団に入ろうかとも思うのだが…
この温もりを離したくは無くて…
しかし、今のキスはどういう意味だったのだろうか…
美香からのキスに正直、戸惑っていた。
僕、今…巧だよね…
もしかして…もしかする?
美香さんも僕のこと…
………
……
…
どうしよう…
嬉しくて顔がニヤけてくる…
おっと、美香さんが起きてこんな顔してたら、殴られそうだ。
すごく…
すごく幸せだなぁ。
腕の中の美香さんを引き寄せた。
寝ている美香さんは凄く可愛くて、長い髪に手を絡ませて遊んでみる。
起きる様子はなさそうだ。
そして…
ゴンと音がしたと同時に僕は天井を見上げた。
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