素直な時間

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------------------------------------------- 「えっと…僕はどうすれば…」 微笑みながら数度、触れるだけのキスをすると満足そうに美香は瞼を閉じた。 抱き合ったそのままで僕にもたれかかるようにして… ぐっすり寝入ってしまった美香さんを抱えて、僕は途方にくれてしまった。 下に降りて用意された布団に入ろうかとも思うのだが… この温もりを離したくは無くて… しかし、今のキスはどういう意味だったのだろうか… 美香からのキスに正直、戸惑っていた。 僕、今…巧だよね… もしかして…もしかする? 美香さんも僕のこと… ……… …… … どうしよう… 嬉しくて顔がニヤけてくる… おっと、美香さんが起きてこんな顔してたら、殴られそうだ。 すごく… すごく幸せだなぁ。 腕の中の美香さんを引き寄せた。 寝ている美香さんは凄く可愛くて、長い髪に手を絡ませて遊んでみる。 起きる様子はなさそうだ。 そして… ゴンと音がしたと同時に僕は天井を見上げた。
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