序章 世界

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それから数年、私は16歳となっていた 6歳の頃、私は両親の後を継ぎ、戦士となった この数年の間で戦士として国一番になった 私が国一番になるまでの間、両親みたいに旅に立つ者は誰一人現れなかった この国では16歳から成人 国を出ることも許される 『行って参ります、叔母様、叔父様』 「…梛遊羽…やっぱり行ってしまうのか…?」 『えぇ…私は父と母の…仇を討たなければなりませんから…それと、国の戦士として…この戦いを終わらさなければ…』 梛遊羽は父の兄の元で暮らしていた 16歳になった梛遊羽は母に似、強く美しく育った 叔父も叔母も梛遊羽の旅には反対だった だが梛遊羽は決して折れなかった ・
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