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~午後9時30分銀行の中~
「もう寝てもいいですよ。」
男は人質2人に言った。
「こんな状況で寝れるわけないでしょ!」
相変わらず人質の女は叫び声のような声で男に食ってかかった。
「お客様の前で寝ることはできません。」
支店長も男に反抗するように答えた。
「そうですか……」
不意に支店長は尋ねた。
「人質を増やす理由はあるのですか?」
「もう少しすれば理由はわかりますよ。」
男はまた笑みを浮かべながら答えた。
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