奇妙な要求

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~午後4時00分銀行の外~ 何も進展がないまま30分が過ぎた。相手は銃をもっており、しかも人質もいる。下手に近付くと危険だ。 犯人からの要求がない以上じっと待つしかない。 すると、柳田の携帯が鳴った。見慣れない番号だった。 「誰だ?」 「もしもし。どうも、今あなたが見てる銀行の中にいる犯人です。警察にそこにいる中で一番偉い人の電話番号教えてって言ったら簡単に教えて貰えましたよ。」 犯人は笑みを浮かべたような話し方だった。
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