奇妙な要求
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「2、3聞きたいことがあるんだが……」 柳田はしっかりとした口調で尋ねた。 「人質はどうなってる?」 「人質の方々は元気ですよ。ロープで縛ってはいますが……」 「要求はなんなんだ?」 「それは後程連絡します。そうですねぇ…5時30分にまたかけるので、その時に言いますね。それじゃあ。」 電話はすぐに切れてしまった。
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