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「そっかぁ、でもビックリ。」
「すいません…。」
「何で謝るの?全然良いじゃん。」
「…はい。」
「でも、5歳も離れてるなんて以外だった。」
「そうですね。」
「じゃ、昼間は勉強してるんだ?」
「まぁ、大体寝てますけどね。」
「ふふっ…、面白いね。」
「あっ!昨日ベル打ったんですけど、ちゃんと文字打ててましたか?」
「え…?」
「…えっ!?」
「入ってきてないよ…。」
「あれ?番号…********じゃなかったでしたっけ?」
「あ~、最後が違う。」
「…だからかぁ。」
(打ち間違い所か、番号間違えてたとは…。)
「でも…、」
(ん?)
「ベル打ってくれた事は事実なんだよね。
…ありがとぅ。」
「あっ、いやっ…せっかく教えて貰ったので…。」
「そっか、でも嬉しいよ。」
「…なら良かったです。」
(こんな帰り道なら毎日でも良いな…。)
見慣れた景色でも
想いある人となら
違う景色かの様に
光輝き流れてゆく
月よ…
傾く事なかれ
この想いと共に
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