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今日は週末の金曜日。
(急いで帰るのも何だし、寄り道しよっと。)
と言う考えが頭を過ぎったのだが、寄り道する場所はすぐに決まった。
バイト先の対面にある店だった。
出退勤、勤務時も人が多く行き交うコノ通り。
良く見えなく、対面の店が何の店かはちゃんと知らなかった。
何と無くの予想や、可愛いらしい人が居るな…的な事は前から観て考えていた。
目的としては、遠目からも可愛いらしく見えた女性への好奇心の方が強かった。
そんな対面の店は、服を掛けたハンガーを店の至る所に吊してあるし、店先には大きな段ボールに詰められ服が何個か並んでる。
予想では、古着の問屋かなと思っていたけど、実際はスキー用品店だった。
板とかは少なく、スノボー用も含めた上着やパンツ、ゴーグルとかサイドメニューが数多く取り揃えられていた。
閉店間際だが客が多いコノ店に、オレは吸い込まれる様に入って行った。
そしてそれは…
始まりと終りへと続いてく瞬間だった。
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