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「これはただ、気温のせいだ、気温の!」
「誤魔化すのが下手ですね。素直にならないと…」
まるで子供をあやすかのように俺を小馬鹿にした口調で攻めてくる。
「別に素直にならなくても…」
「本当は気持ち良いんでしょう?隠す必要なんてありませんよ」
俺の肩に顎を乗せ、耳元で囁いてきた。
木手の吐息が俺の耳に触れただけで、俺は理性を失いそうになる。
木手は俺の下着の中に手を入れ、直に陰茎を握ってきた。
「ほら、『触ってくれ』と言わんばかりにガチガチになってるでしょう?」
木手は握っている手を上下に扱き始めた。
「や、やめっ……っあぁ」
「その調子ですよ。もっとそんな声聞かせて下さい」
木手の耳が俺の口元にあるので、いくら小さな声でもバッチリ聞こえてしまう。
陰茎を扱く手も止まる気配がない。
忌まわしい手が神経を刺激する。
声を押し殺したくても、体がいうことをきかずに声が出てしまう。
「あ…も、うやめろっ…んんっ」
俺がこんな声を出してこんなことをされているなんて、誰にも言えない。
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