HOLY X'mas～天国の君へ～

親友と書いて『とも』と読む??

『あ、ああオッケー日曜日ね』

俺はあっさりオッケーしたが…

問題はどこに行くかだ…女の子が喜びそうな所？ショッピング？遊園地？水族館？由紀本人に聞くのが一番早そうだ

『由紀はどこに行きたいんだ？』

『うーんとねぇ、えーとねぇ、う～ん迷う～』

まるで小さな子供のように無邪気に悩んでいた

『決めた！遊園地～！』

『よし遊園地だな、わかったじゃあ今度の日曜日にな！じゃあな』

俺は結構楽しみだった
なんせ女の子と遊園地なんて初めてだからな

そう思いながら電話を切ろうとしたら電話から隣の家まで聞こえるんじゃないかというほどのばかでかい声がした

『わ～～～～!!待って待ってよ～～！もう切っちゃうの？』

『声が…でかい、鼓膜が破れるかと思ったぞ！予定も決まったしなんかまだあるわけ？』

俺は耳鳴りがしてる反対の耳に電話を持ち変えながら言った

『だって…せっかく勇気を振り絞って電話したのにもう切っちゃうなんてひどいよ～、まだ拓也と話てたいし…』

うっ！その泣きそうな声…ずるいぞ////俺は声なのになぜかドキドキしていた