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中庭を1人で歩くのは初めてでちょっと気恥ずかしかったが花の香りと頬を撫でるそよ風が俺の頭を冷やしてくれた
由紀のお父さんとお母さんには不安な気持ちにさせてしまった
後で帰ったらしっかりと謝ろう
考えながらベンチに腰をかける
今戻るのはまだ早いから時間を潰さなければ…
そう思っているうちに拓也は眠ってしまった
拓也が目を覚ましたのはそれから2時間たったころだった
辺りはすでに日が暮れて真っ暗だ
時計を見ると10時を回っていた
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