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2人の看護婦と医師は思わず涙を流した…もちろん由紀のお父さんとお母さんもだ
今、自分の命が消えかけているなかこんなことを言う人なんていないだろう
由紀のたった一回の一生のお願い…断る理由なんて毛頭ない……だがいいのか?俺なんかで…
固まっているといきなり誰かにポンッと背中を押された
見ると由紀のお父さんが涙も拭かずに満面の笑顔で立っていた
『行ってきてやってくれ拓也君!私からもお願いするよ』
1人1人と目を合わすとみんなそれぞれ頷いてくれた
ためらう必要なんてないじゃないか、これは由紀からのプロポーズでもあるんだから…
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