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しばらく呆気にとられていたがタクシーの運転手に声によって我にかえった
『あの、お客様お代のほうですが3,200円になります』
俺たちはタクシーの運転手にお金を渡すと教会の前まで急いだ
扉の前に立って今さらだが1つ気づいたことがある
もしも鍵が閉まっていたらそれまで…いや、逆にこんな時間だと閉まっていて当たり前なのだ
でも万が一…億が一でもいい!鍵を閉め忘れているという可能性がある
頼む神様!今その1%にもみたない可能性を俺たちにくれ!
扉の取手を握る…自分の汗で少し湿る…呼吸がどんどん荒くなっていく…でも信じるしかないんだ!頼む!!
ギィィィィ
『開い……た…』
思わず開いたことに驚きの表情を隠せなかったが由紀も凄く嬉しそうだ
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