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しばらくすると中から由紀が入っていいよと言った
『……………』
ドアを開けたとたんに俺は言葉を失った
中には純白に満ちたドレスを着た由紀がいた
綺麗…それ以外のなんでもない
思わず息をするのすらも忘れてしまいそうになるくらいに俺はその姿に圧倒された
『…似合う…かな?』
由紀は照れくさそうにクルッと一回転してみせた
いつのまにか俺の目には涙が溜まっていた
『ちょっ!やだ、なんで拓也が泣いてるのよ』
わからない、わからないんだけどなぜか涙が出てくるんだ
『なんでだろうな…いいのかな…俺なんかで…』
そう言いかけたとたん由紀は拓也の胸に飛び込んだ
『何言ってるの?拓也じゃなきゃ駄目なんだよ////』
由紀はハニカミながら拓也の胸に顔を埋めた
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