恋の病?ただの風邪?

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時刻は午後9時。俺はまだ完全に開いていない目をこすりながら目が覚めた。 『うーん、ちょっち寝すぎたかな…』 ふと自分の額に手をあてる どうやら熱は下がったみたいだ さて、風邪をひいていたやつのベッドを占領して熟睡中のおバカさんを起こさなきゃ! 『おい、由紀、起きろ』 由紀は俺と同じ様にうーんと唸りながら目を覚ます 『あれ、私寝ちゃって…うっ!頭痛い💧』 こいつは自分がお酒を飲んだなんて自覚はまるっきりないみたいだな まぁ言わないでおくか!知らぬが仏ということわざに習っておくか! クククッつい笑ってしまう 『拓也なんかいいことでもあったの?』 由紀は頭を抑えながら俺を細い目で見てくる 『いや…なにも♪』 その後は立場が逆転してしまった、俺が今度は由紀の看病をすることになっていた 看病と言ってもただの二日酔いだ、すぐ治る その後は由紀が元気になるまで色々な話をした 『拓也…私だいぶ楽になってきたみたい』
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