恋の病?ただの風邪?

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あれから3時間、現在時刻は12時、由紀はちょっと前に俺の家を出ていった どうやら由紀の親は門限には厳しいらしい 家まで送る、そう言ったのだがキッパリ断られてしまった 顔を真っ赤にしながら 『私ももう子供じゃない。それにお母さんたちに変な誤解されたくないから』だそうだ。 何はともあれ今日は楽しかった♪いつまでもこんな日常が続けばいいのに… 拓也は思った……しかし、それは叶わぬ願いでしかなかった 逆にこの幸せな日常はすぐに音をたてて崩れ落ちる 辛い現実でしかなかった しかし受け入れるしかない 死神の鎌はもう由紀の首もとまできているということを…
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