季節はずれの花火~前編~

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俺はそんな姉貴が大好きだった!いつも強気で怒るとすごく恐いけど涙もろい女の子みたいな一面もある自慢の姉貴だ 姉貴だったらどうすんだろ?好きな子が不治の病で自分がどうしたらいいかわからない時、姉貴なら…どうする!? そんな時、由紀がパジャマのまま病室から廊下へでてきた 『拓也、ちょっと話しがあるの…ついて来て?』 『由紀!歩いても平気なのか?』 由紀はコクンと頷くと俺の服の袖を引っ張って歩かせようとする これでいいのか?俺は由紀のお父さんに目で訴えるとまるで『行ってこい』と言わんばかりの力強いウインクをしてきた まったく💧この家族は…俺の手に負えない!!
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