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………………。
とある駄菓子屋で息をきらした男の子の声が聞こえる
『ここに花火ってありますか?』
『ごめんね、うちにはないよ。季節が季節だからねぇ』
駄菓子屋のおばちゃんは店の前をホウキでせっせと掃きながら答えた
『そうですか…わかりました…』
だめだ…今ので13軒目なのに…やっぱりどこにもないのか…
由紀との待ち合わせまでは後3時間をきってしまっていた
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