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どうする?今からでも遅くない…由紀に謝るか!?
いや、そんなこと考えるな!花火を見つけることだけ考えればいい
次で14軒目…気づいたら隣町の商店街まで来てしまっていた
『しまった!!ここからじゃどんなに急いで戻っても2時間以上かかっちまう!』
今から戻れば待ち合わせには余裕で間に合う…が、花火を持って帰らないと由紀が悲しむ…いや、男がすたる!
拓也がそんな決意をしめした矢先
『ええぇーん💧ママー!!』
後ろから子供の声がきこえる
後ろを振り返ると4、5歳くらいの女の子が商店街のど真ん中で泣いている
見るからに迷子だろう…
くそっ!こんな時に、と拓也は思ったがそのままほったらかしにするわけもいかなかった
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