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『お前たち、何を店の前で騒いでおる!ご近所にいい迷惑じゃ!』
また店の中から人が出てきた…
筋肉質で白い髭を生やして頭にまいたねじりハチマキがよく似合っている
『すいません、親方!』
なるほど、仁ちゃん曰く、この人がこの花火屋の親方らしい
冬だというのに汗だくだ
『親方、ちょっと仕事は休憩して居間を使わせてもらってもよろしいですか?』
仁ちゃんがそう言うと親方なる人物は花梨ちゃんと俺を横目でチラッと見て再び仁ちゃんへと視線を戻す
『ふむ、よかろう!じゃが後で仁にはこってりと花火会談に参加してもらうぞ』
『へぇーへぇー💧わかりましたよ!』
仁ちゃんは手でやれやれと言わんばかりのポーズをとった
『よし、たっ君入れよ!狭いところだけど』
『狭くてわるかったな💢』
親方は仁ちゃんの頭を軽く小突いた
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