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両手の袋一杯に花火…
遠慮するなとは言われたがこれはさすがに欲張りすぎただろうか💧
『ありがとう仁ちゃん、若葉さん、親方!落ち着いたらまた立ち寄ります!!またね花梨ちゃん♪』
俺は寝ている花梨ちゃんの頭をそっと撫でて微笑んだ
『礼なんていいから早く行ってやったらどうだ!?由紀ちゃん待たしてんだろ?』
仁ちゃんに背中を押された俺は脱兎の如く走りだした
あまりのスピードに拓也はあっという間に夜の闇へと姿を消した……それを見送る3人…
『そういえばたっ君に言いそびれちゃったなぁ、若葉さんの妹の双葉さんと結婚したから若葉さんが義理の姉貴っこと…』
『よし仁!あれの用意じゃ!!』
仁の目は「待ってました」と言わんばかりにキラキラしていた…が、それと同時に半分の戸惑いもあった
『親方!アレは次の祭りの目玉じゃ…』
と仁がそこまで言いかけたとき、親方は怒鳴った
『仁!!!今と来年の祭り…どっちが大事なんじゃ!?』
この言葉に仁の迷いは吹き飛んだ
『決まってるじゃないですか…』
『今ですよ!!』
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