季節はずれの花火~後編~

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まだ唇にはほんのりと甘い味が残っている って俺はただの変態か!?そんなこと今はどうでもいいだろ!! でもこれで由紀とキスしたのは2回目だ…観覧車で俺が由紀に告白したとき以来… くそ!とりあえず仕切り直しだ 『と、とにかく花火だ花火!』 俺は置いてあった花火を手に持ち近くの公園へ急ぐ 『ちょ、待ってよ~💧拓也なんでそんな慌ててんの?』 多分今の俺の顔はりんごよりもトマトよりもそこら辺の郵便ポストよりも赤いはずだ… 由紀にこんな顔を見られたくない…恥ずかしすぎる そんなことは知らず由紀はトコトコと隣まできて俺の腕にしがみつく またもや赤面する俺//// ちくしょー!だらしねーな!!こんなことカップルなら普通だろ!なに緊張してんだ俺は… でもそんな中、このまま時が止まればいいのにと考えてる自分もいる 『時が…止まれば……』
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