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思わず我を忘れていたため自分が手をあげてしまったことにハッとなる
『由紀!ごめん…その…』
しかし時すでに遅し…
俺には謝罪の余地もなく枕が俺に向かって飛んできていた
かなり近距離だったので避けれるはずもなく綺麗に顔面に直撃する
『バカーー!!!なにも叩くことないじゃない!』
由紀の目には涙が溜まっていた
『出てってよ!もう二度と来ないで!拓也の顔なんて見たくない!!大っ嫌い!!』
ここまで言われて引き下がるほど俺も穏やかじゃない
思わず反抗する
『ああそうかい!じゃあもう二度と来ないさ!じゃあな!!』
そう言い残し病室を飛び出した
そして今の状況にあたるって訳だ
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