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『…………』
『…………』
スプーンを皿に当たる音だけが虚しく響く
ちなみに今日の夕飯は姉貴お得意のカレーライスだ
姉貴に今日の由紀とのことを相談したいけど逆に姉貴に心配をかけたくないという気持ちもある
『拓也…何かあったの?』
『!!!どうして…』
『はぁ💧やっぱりね…17年間一緒に過ごしてきた私に隠し事するなんて100年早いのよ!何があったかお姉ちゃんに言ってみなさい……どんな悩みか知らないけど話して楽になることだってあるのよ』
俺と姉貴のスプーンを持つ手が同時に止まる
『はははっ!やっぱり姉貴には勝てないや……』
俺は今までのことを全て話した
由紀と出会ってから今日、由紀とケンカをするまでのことを全て…
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