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『それはさておき…あんたはどうするつもりなの?』
まだ赤い頬をさすりながら考えこむ
『俺は…わからない。俺が悪いのか…俺が謝るべきなのか…』
姉貴は両手を横に掲げて大げさに呆れたポーズをとる
『あのねぇ…どんなに由紀って子が悪くても拓也が謝らなきゃいけないときだってあるのよ!?女の子っていうのはそういう生き物なの!』
ビシッと指を立て凄むがいまいち説得力に欠けている
『そ、そういうもんなのか!?』
『そうよ!それが女の子なの』
でも、なんか納得がいかないな…
悪いことをしたのなら謝るっていうのが筋ってもんじゃないのか?
それなのに謝る?俺が?何を?ビンタをしてしまったことか?
確かにビンタは少々やり過ぎたと思ったけど……あ~~もう何がなんだかわからない!!
これが女の力…いや、魔力と言っても過言ではない!
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