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月華
written by 嘉山 栄
compose by 嘉山 栄
月夜を濡らす雫の跡
触れれば壊れそうな
鏡の水面が映す君
静かに寝息たてる
花びらが波紋を描きながら沈んでいった
窓を開ければジュリエットは待っている
満月よ 僕らを照らして
闇に浮かび上がる秘密の劇場
満月よ 僕らを照らして
ただ花に囲まれながら眠りにつく
割れた鏡に映るのは
未来かそれとも過去か
夜が待ち遠しくて何度も目を閉じた
十二時の鐘で始まる仮面の舞踏会
満月よ 僕らを照らして
永遠に時を止めてしまいたいよ
満月よ 僕らを照らして
悲しい物語を背負った罪人たち
月と太陽が重なる時
時間が止まる
傷跡を隠していく闇
その中を独り歩く月華
満月よ 僕らを照らして
闇に浮かび上がる秘密の劇場
満月よ 僕らを照らして
ただ花に囲まれながら眠りにつく
満月よ 僕らを照らして
永遠に時を止めてしまいたいよ
満月よ 僕らを照らして
悲しい物語を背負った罪人たち
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