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ここは王都から離れた田舎の小さな村、ミサ。
とてものどかで王都に近いにもかかわらず静かな村である。
物語はここに住む青年から始まる…。
ある春のできごとだった…
村を歩いている一人の青年。背は高めで、春というからか半袖の服にジーパン。髪は茶色っぽく、肩まで少し伸びた髪を後ろで括っている。顔立ちは立派な大人のようだがどこかまだ幼き頃の面影が感じられる。
その青年の名前は“サイ”村の人々からよく慕われている極普通の青年。
彼は毎日“在る場所”に行く事が日課となっていた。
今日もそこに向かう途中であった。
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