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(あの時…?)
框悟は、少し気になったが、敢えて聞こうとしなかった。
「おっと済まんな。
話が逸れた。
元に戻すぞ。
…私の属す組織『CTTC』は、現在、メンバーの高年齢化により、若年層があまり居ないんだ。
そこでだ、お前をスカウトする事にした。
断る事は出来ない。
何せ、お前等はあの御方が選んだ才気在る精鋭だか…」
「チョット待て!!」
話を遮ったのは勿論、框悟。
遂に耐えきれず、聞いたのだ。
「『オマエ等』って何だよ!?
それに選んだ精鋭って!?」
黒羽は、それもそうか、といった感じに溜め息を付く。
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