1-2.BLACK said to me

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「オマエ誰だよ!? どうやって入りやがった!?」   聞きたい事は山程あった。   「汚い部屋だな。 たまには掃除くらいしたらどうだ?」 だけど、この男は框悟の話を聞こうともせずに、一方的に、且つ的外れな事を話す。 「話を聞けよ! お前は何者なんだ!?」 框悟の必死な表情に気付いたからか、黒服の男は、急に真面目な顔になり、ゆっくりと、口を開く。 「何者…か……それは何処までの定義を指す? 名前までか? 素性までか? それとも…『目的』までか?」   黒服の男は立ち上がりながら、淡々と聞いてくる。   「全部だよ、全部!! 勿体振ってないで教えろ!!」   框悟は男の胸ぐらを掴もうと、ベッドから飛び出す。
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