1-2.BLACK said to me

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「そう逸るなよ」   男は笑みを浮かべながら、向かってくる框悟の下腹部辺りに掌を添えて、一気に力を込めた。 思い切り壁にぶつかった框悟は、痛みに耐えきれず、床に伏した。 しかし男は、 それがどうした、 と言わんばかりに框悟を見下ろす。   「いいか良く聞け。 話の主導権を握っているのはオマエじゃなく、私だ」 男は框悟を仰向けになる様に蹴ると、框悟は勝てないのを悟ったかの様に、唇を噛み締める。 「…どうやら、理解した様だな。 では始めるぞ。 私の名前は…」    
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