7日目

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恥ずかしい。 キスだけでも、こんなに期待してしまう。 続けるかどうかは彼女しだいなのに。 「もう、そんなすねた顔しないでよ… …もっと感じさせたくなる…」 耳元で響く声。 俺の体がかすかに震える。 おびえているから? 嫌だから? どちらも違う。 俺は、喜んでいる。 また彼女の興味をひけた事が、嬉しくてしょうがなかった。 もし今の俺に尻尾があったなら、ちぎれんばかりにふっていることだろう。 まるで犬のように。 …否、犬そのものだ。 俺は彼女の犬なのだから。  
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