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「………ご褒美撤回。終わらせる。」
「…え…?」
つまらなそうな彼女の顔。
その表情は、俺をひどく不安にした。
彼女は無表情のままフェラを続行する。
ずずっ…じゅる…ちゅぱ…ちゅぱ…ちゅ
「あ…あ…あぁっ!」
一度はひいた快楽の波が、それ以上の勢いで俺に襲いかかる。
速度を増した攻撃に、感じた不安さえも掻き消される。
「…あ……い…く…イっちゃ…う…!」
もうなにがなんだかわからない。
頭が真っ白になる。
…ドクッ…ドクッ…ドクン…
白濁した精液が彼女の口の中を汚していく。
身体が痙攣し、ついで一気に力が抜ける。
「………」
ぐったりとした俺を横目に、彼女は部屋を出ていった。
後は脱ぎ散らかされた俺の服と、後悔だけが残った。
俺は、彼女の期待をまた裏切ってしまった。
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