隣の君へ

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君は僕を置いていくのが 得意だよね   さっき君は “眠い” の一言で 遠い遠い夢へ 飛び立ってしまった   銀色の箱が連なった乗り物で 揺れる体を 僕は細い目で見つめる   向かい側に映るガラスに 僕はとても優しく微笑んでいる   ゆったりと時だけ流れ   君が僕の肩にもたれ掛かるまで         ・・・後5秒かな
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