博識であるが故に

12/12
前へ
/88ページ
次へ
「私、ミク。昨日連れられて来たの。あなたは?」 「……レン。大分前からココにいる」 そう言ってレンは部屋の奥に戻った。それでも構わず話は続く。 「ココは何なのか知ってる?どうして連れてこられたんだろう…」 「さぁ…。分かることは毎晩一人連れて行かれる。帰ってきた奴はいない」 私は扉を背に膝を抱えて座った。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

119人が本棚に入れています
本棚に追加