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モニター監視は24時間で行われる。
そりゃ当然だ。
俺たち以外にも防衛軍や諜報部の何人かが加わり、交代で監視は続いた。
澪には無理を言って携帯をもう一台用意してもらい、自動転送で警視庁へ情報が送れるようにした。
澪の生活をあまり狂わせたくはない....
その日、会議室には相変わらず暇な俺と書類の整理に追われるキャシー、防衛軍参謀と打ち合わせ中の涼....あとはレーダー監視役の真紀がいるだけだった。
弘明は大河と三途の川底トンネル管理事務所へ出かけていた。
モニター反応音が鳴った。
「レーダーに反応あり....レベル2です。」
またか....
「そのまま監視してくれ....レベル3になってら詳細報告。」
俺の言葉に真紀は頷いた。
「了解しました。」
それからしばらくの間報告がなかったので、俺は立ち上がった。
「大丈夫みてーだからちょっとコンビニ行ってくるわ....何か食うか?」
真紀は首を横に振ったが奥からキャシーの声が聞こえた。
「司令官!サボっちゃダメですよっ!」
だって....暇なんだもん....
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