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それから更に３日が過ぎようとしていた。
下界に降りた『真紀』はレーダーに反応しなくなった。
「あれだけの負のエネルギーをキャッチ出来ないという事はやはり地下に潜り込んだという事か？」
里沙も頭を抱えていた。
「もしくはレーダーに反応しない何か....ステルスのような....」
何かが起こる....
下界で何かとんでもない事が....
「司令官、ちょっといいですか？」
キャシーが神妙な顔で寄ってきた。
「何だ？」
「ここ３日間の集計なんですが....」
ファイルを開き確認してから続きを話し始めた。
「間違いありません....下界で自殺者が急増しています。」
....
自殺....
先日の祐子の件が頭をよぎった。
「この３日間でか？」
キャシーは小さな声で、はいと答えた。
「自殺....魂はどうなっている？」
「天国へ８割....地獄１割で残りは彷徨える魂となっています。」
８割？
彷徨える魂が１割か....
「自殺にしては変だな？」
キャシーは頷いてから資料を広げた。
「これをご覧下さい....普通は真っ直ぐ天国へ来るのが多くて３割です....８割はちょっと....」
自殺であって自殺でない....か？
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