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「キャシー、諜報部の方で調べてくれねーか?」
キャシーはすぐに諜報部員に指示を出した。
「司令官、一体これは何なんすか?」
ひとつしか思い浮かばねー・・・・
「あいつの仕業か....」
真紀....
いや、真紀とは違う....
真紀の心を食い荒らした死神だ....
そいつが下界に降りて端から人を自殺に追いやっている。
無差別だ....
「大河、事務所に戻るぞ....ヤバいかも知れねー。」
キャシーにその場を任せて俺たちは防衛事務所へ戻った。
「親父さん、これは無差別テロだ。」
見た事を話したが、肝心の対処法がわからねー・・・・
「どこにいやがる....」
レーダーに反応しない....
「司令官、人海戦術で行きませんか?」
涼が立ち上がった。
「この3日間....いえ、今この瞬間もそうですが、自殺者は東京23区内に集中してます....その....真紀の別人格ですがレーダーに反応しなくても我々なら目視できます....無駄かもしれませんが....」
そうか....
「親父さん、何もしねーでいるよりはマシだと思う....それに東京だけなら範囲も狭い....やるぜ。」
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